私事ではございますが…。
つい最近小学生になったと思った長男は…。あっという間に六年が過ぎ、この三月に無事卒業式を終える事が出来ました。※次男は春から四年生に。
本当に、子供達の成長はアっと言う間ですね…。
そんな我家の子供達は、「ベリタで働いてみたい!!」と常々話しており、色々と考えてみた結果『職業体験』という形でチャレンジしてみる事でしました。
店頭で告知を行い、四月から職業体験を始めています!!
実際のところ、ご来店されたお客様がどう思われるかなど、実施に関しては色々と悩みましたが、こんな機会は一生のうちに今しか無い。
間もなく、ベリタは24周年を迎えます。
飲食店の生存率は、開業から2年内に約50%が閉店、さらに開業3年では約70%が廃業。10年後の営業率が約10%程度という厳しい数字の中で、24年も続けていられているのは、毎日奇跡が起こっているようなもの。
一方で、消費税の増税であったり、苦しみに苦しみ抜いたコロナ禍。そして、現在は原材料価格の高騰と、我々を取巻く環境は本当に厳しいものになっています。
正直、一日一日・毎月毎月を積み重ねるのが精一杯で、来年や再来年とベリタを営業できている保証はどこにもありません。
ならば、今のうちに私や祖父母の働く姿や背中を見て、子供達なりに何かを感じてもらいたい。
そして、自分達が育ってきたルーツを知り、今後の人生の中で何かしらの糧にして欲しい。
そんな想いのもと、春休みを利用して『職業体験』という形で、ベリタの事を知ってもらうため思い切って始めてみました。
本人達は、そこまでの想いがあっての事だとは気付いていないと思いますが、何かしらの気持ちは汲み取ってくれているようです。
今のところ、開店前の準備や掃除、テーブルのバッシングやセッティングに洗い物といった感じで、とりあえずの軽作業が中心ですが、回数を重ねるうちに『トライやるウィーク』の子供達が行っていた内容あたりまで出来ればと思っています。
など、私と同じ時間に出勤し、開店の二時間前から色々と作業を行っています。※休憩時間の方が長いですけど(笑
お店がオープンしてからは…。
といった感じで軽作業を行い、常連様などがいらした際は、お食事後に伝票を持って行ったり。
また、私やチーフが仕込みを行っているタイミングでは、その作業を見ながら説明を聞いたり、自分達のマカナイ分を実際に調理させてもらったりと、学びの時間も多くあります。
忙しい合間に、野口チーフも色々と教えて下さり、店に居る間は発見と驚きの連続。
本当に、貴重な経験をしていると感じます。
先程も書いた通り、色々と悩んだ結果の職業体験ですが、ご来店されているお客様からも温かいお言葉を頂けたりと、実際にチャレンジしてみて良かったと思います。
混雑時の仕事、仕込みの仕事、一時間一日を精一杯頑張っているスタッフの姿を見て、その時間を一緒に経験し、何かを感じてくれれば大成功だと父は考えています。
最後になりますが、来週で春休みが終わるので、ここで一旦終了にするのか、空いた時間があれば継続するのかは本人達次第ですが、ご来店された際に子供達が居たら「こんな事をやっているのだなぁ」と見守って頂けると幸いです。
※子供達が職業体験を行っている際は、店頭にて冒頭の告知を貼り出しておきますので、ご確認・御了承のうえご利用下さい。